ペットのいる家でオイルを使うときの注意点|犬・猫と香りの距離

Pointこの記事でわかること
- 協会と公的機関の資料でわかること、わからないこと
- ペットと香りの距離をとる具体的な方法
- 置き場所と、様子が変わったときの対応
ペットと暮らしながらオイルの香りも楽しみたい。そう考えたときに、最初に知っておきたいのは「ペットのいる空間では使わない」という基本です。
犬や猫にどのオイルをどのくらいまでなら使ってよいか、示した公的な基準は確認できませんでした。そのため、この記事では滴数を示さず、ペットと香りの距離をとる方法をまとめます。
基本は「ペットのいる空間では使わない」
日本アロマ環境協会は、人間とペットは身体の作りが異なり、精油が害になる場合があるとして、ペットのいる空間での使用を避けるよう案内しています。人間のひとりよがりな考えでアロマテラピーをしないように、とも呼びかけています。子どもやペットが精油に触れて、誤飲につながった事例もあるとしています。
自治体の資料も参考になります。福井県と佐賀県は、犬や猫は人よりにおいや化学物質に敏感で、スプレーの成分は部屋の下の方にたまると説明しています。どちらも精油についての資料ではありませんが、床の近くで過ごす動物を考えるうえで大切な視点です。
香りの距離のとり方
香りを楽しむなら、ペットの生活空間と分けましょう。分けられないときは、使わないことを選びます。
- 1ペットのいない部屋で使うドアを閉めて、ペットが入れない部屋を選びます。使っている間はペットを入れません。
- 2換気してから戻す使い終えたら窓を開けて、香りが残らないようにしてからドアを開けます。
- 3床の近くに吹きかけないスプレーの成分は下にたまります。ペットのいる部屋では使わず、使ったあとは換気します。
- 4手を洗ってからなでるオイルを扱ったあとは手を洗います。毛についたものを、毛づくろいでなめることがあるためです。
部屋を分けにくい家では、外出先でハンカチに香りをつけて楽しむ方法もあります。手軽な方法はディフューザーがなくても大丈夫!で紹介しています。その場合も、帰宅後にハンカチをペットの届く場所に置かないでください。
毎日の家事でも、香りがペットのそばに残る場面があります。次の場面も確認しておきましょう。
| 場面 | 考え方 |
|---|---|
| 掃除のスプレー | ペットを別の部屋に移してから使い、終わったら換気してから戻します |
| 香りをつけた布 | ペットのベッドや毛布には使いません。香りをつけたタオルや服も、寝床に置かないようにします |
| 車の中 | ペットを乗せるときは、車内で使いません |
置き場所と片づけ
ペットのいる家で守りたいこと
- オイルと手作りのスプレーは、ペットの手が届かない、扉つきの棚などに保管します。
- ペットの体、首輪、ベッドにオイルをつけないでください。
- フードや飲み水にオイルを混ぜないでください。
- オイルがついたティッシュは水で湿らせてから、ペットが開けられないごみ箱に捨てます。
- ディフューザーやポプリなど、香りのものをペットの届く場所に置かないでください。
- 原液を自分の肌につけないこと、目に入れないこと、火気に注意することも忘れずに。
置き場所のくわしい考え方はオイルの保管方法にまとめています。
様子が変わったときは
- 1使うのをやめるディフューザーを止め、香りのものを片づけます。
- 2窓を開けて換気するペットを香りのしない場所へ移します。
- 3獣医師に相談するなめた、体についたなど、気になることがあれば早めに相談します。自己判断で対処しないでください。
- 4ボトルを持っていくオイルの名前がわかるボトルと、使った量のメモがあると説明しやすくなります。
どんな様子なら受診の目安になるかを示した公的な資料は、確認できませんでした。「いつもと違う」と感じた時点で相談しましょう。使った時間と部屋、そのときペットがいた場所もメモしておくと、伝えもれを防げます。
よくある質問
Q.犬と猫で違いはありますか?
Q.避けるべきオイルの一覧はありますか?
Q.小鳥やうさぎ、ハムスターの場合は?
Q.留守番の間にディフューザーを使ってもいいですか?
Q.ペットに使えると書いた情報を見かけました。
迷ったら使わない、使うなら空間を分ける。この2つを覚えておきましょう。ペットの健康が気になるときは、オイルで何とかしようとせず、獣医師に相談してください。小さな子どももいる家は子どもとエッセンシャルオイルも確認してみてください。
Next step
もっと詳しく知りたい方へ
ELIGŌでは、オイルの使い方を一緒に学べる毎月のZoom勉強会やクラフトワークショップを開いています。
参考資料・出典
7件
- アロマスプレーの作り方|保存方法や注意点も紹介公益社団法人 日本アロマ環境協会 sense of AROMA(2025年3月27日)
人間とペットは身体の作りが異なり精油が害となる場合があること、ペットのいる空間での使用を避けること、手の届かない場所への保管
- アロマテラピーに関するQ&A公益社団法人 日本アロマ環境協会
動物は人間と身体の仕組みが異なるので、人間のひとりよがりな考えでアロマテラピーをしないよう注意をすすめていること
- 【初心者必見】アロマの基本的な使い方と注意点とは?公益社団法人 日本アロマ環境協会 sense of AROMA(2025年3月27日)
子どもやペットの誤飲の事例、ペットに安易にアロマテラピーを行わないこと
- 安全に楽しむために公益社団法人 日本アロマ環境協会
子どもやペットの手の届かない場所に保管すること、原液、目、火気の注意
- 消費者庁からの精油の使い方に関する注意喚起について公益社団法人 日本アロマ環境協会(2025年4月2日)
オイルがついたティッシュなどを水で湿らせて処分すること
- ペットの受動喫煙や化学物質による影響に注意しましょう!福井県(動物愛護センター)
犬や猫はにおいに敏感であること、スプレーは部屋の下の方にたまるので換気すること(化学物質一般についての資料で、精油の記載はない)
- 犬猫などペットに対するタバコや化学物質の影響に注意しましょう佐賀県
犬猫は嗅覚が鋭く化学物質に敏感であること、スプレーの成分は下にたまるので換気すること(化学物質一般についての資料で、精油の記載はない)
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