香りのブレンドの基本|トップ・ミドル・ベースで組み立てる

Pointこの記事でわかること
- トップ、ミドル、ベースの3つのノートの違いと、配分の計算
- はじめてのブレンドの手順と、試せる組み合わせ
- 思った香りにならないときの見直し方

フランキンセンス

ラベンダー

オレンジ
好きなオイルを混ぜてみたけれど、なんだかまとまらない。そんなときに役立つのが、トップ、ミドル、ベースという考え方です。香りが立つ順番を意識すると、組み合わせを選びやすくなります。
この記事では、3つのノートの違いと配分の目安を説明し、合計5滴で試せるブレンド例を紹介します。
トップ・ミドル・ベースとは
ノートは、香りの揮発の速さで分けた呼び方です。揮発しやすい順に、トップ、ミドル、ベースと呼びます。
| ノート | 香り方 | オイルの例 |
|---|---|---|
| トップ | 最初に立つ、軽やかな香り | オレンジ、レモン、ベルガモット、ペパーミント |
| ミドル | ブレンドの中心になる香り | ラベンダー、ゼラニウム |
| ベース | 最後まで残る、落ち着いた香り | フランキンセンス、ヒノキ |
同じオイルでも、資料によって分類が少し違うことがあります。厳密に分けるより、「すぐ香るもの」「長く残るもの」を組み合わせると考えましょう。
ノートは香る順番の話で、香りの種類とは別のものです。協会の資料は、香りの種類をシトラス、フローラル、ハーブなどのグループでも分けています。たとえば柑橘だけを混ぜると、種類はそろいますが、どれもトップです。ノートをまたいで選ぶと、香りの移り変わりを楽しめます。
配分の目安
ドテラの日本語のレシピでは、トップ5〜20%、ミドル50〜80%、ベース5〜20%を配分の目安にしています。ミドルを多めにして、トップとベースを少し添える形です。
| 合計 | トップ | ミドル | ベース |
|---|---|---|---|
| 5滴 | 1滴 | 3滴 | 1滴 |
| 10滴 | 2滴 | 6滴 | 2滴 |
| 20滴 | 4滴 | 12滴 | 4滴 |
滴数は、合計に割合を掛けると出せます。合計10滴でミドルを60%にするなら、10×0.6で6滴です。
合計5滴では、トップとベースの1滴がそれぞれ20%で、目安の上限になります。細かく変えたいときは、合計を増やしましょう。合計20滴なら1滴が5%なので、トップ2滴、ミドル16滴、ベース2滴のように、ミドルを80%まで増やす配分も作れます。
4種類使うときは、ミドルを2本に分けると配分を保てます。合計10滴なら、レモン2滴、ラベンダー3滴、ゼラニウム3滴、フランキンセンス2滴です。
比率に正解はありません。まず上の表で作り、好みに合わせて変えてみてください。
ブレンドの手順
- 1テーマを決める「朝の身支度に」「読書の時間に」など、使う場面を言葉にします。
- 2主役のオイルを1本選ぶテーマに合う、いちばん好きな香りを選びます。
- 3脇役を選ぶはじめは全部で3〜4種類までにすると、香りをつかみやすくなります。
- 4ティッシュで香りを重ねるティッシュや試香紙に1滴ずつ落として、組み合わせを確かめます。合わなければ主役を替えます。
- 5小瓶に1滴ずつ入れて混ぜるベース、ミドル、トップの順に入れます。遮光瓶を使い、ふたをして軽く振ります。
- 6滴数をメモする使ったオイルと滴数、作った日を書いておくと、気に入った香りをもう一度作れます。
ティッシュで確かめるときは、落としてすぐの香りだけで決めないようにしましょう。揮発しやすいトップから先に薄れていくので、少し時間をおいてもう一度かぐと、ミドルとベースの印象がわかります。
はじめてのブレンド例
どれもトップ1滴、ミドル3滴、ベース1滴の組み合わせです。まずティッシュで香りを確かめてみましょう。
朝の身支度に
午後のひとときに
おやすみ前のひとときに
この3つは、香りを楽しむための例です。作ったブレンドはディフューザーで試せます。肌につける香りを作りたいときは、ナチュラルパフュームの作り方を確認してください。
思った香りにならないとき
思った香りと違うときは、ノートごとに見直すと原因を探しやすくなります。
| 気になること | 見直すところ |
|---|---|
| 最初の香りが物足りない | トップを1滴足す |
| 香りがすぐに消える | ベースを1滴足す |
| まとまりがない | 種類を減らすか、主役を替える |
| 1つの香りだけが目立つ | そのオイルを減らして作り直す |
オイルごとに香りの強さは違うので、同じ1滴でも目立ち方が変わります。足すと全体の割合も動きます。合計5滴のブレンドにトップを1滴足すと、トップは6滴のうち2滴で約33%です。目安を超えても間違いではありません。好みに合えば、その滴数をメモに残しましょう。
ブレンドするときの注意点
ブレンドするときの注意点
- 混ぜたオイルも原液です。そのまま肌につけないでください。
- 肌に使うときは、すべてのオイルが「化粧品」の表示がある製品であることを確認し、濃度1%以下に薄めます。
- 協会は、レモン、ベルガモット、グレープフルーツなどの柑橘に光毒性があると説明しています。上の例は肌に塗らず、香りだけを楽しんでください。
- ブレンドは遮光瓶に入れ、オイルの名前と作った日を書いて保管しましょう。
- 火のそばで作らないでください。子どもやペットの手の届かない場所に置きます。
- 香りの好みは人それぞれです。気分が悪くなったら使用をやめて換気してください。
ブレンドは、1本の主役を決めるところから始まります。まずは合計5滴で作り、香りの変化を楽しんでみてください。
Next step
もっと詳しく知りたい方へ
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参考資料・出典
6件
- 天然アロマで作る、ナチュラルフレグランス公益社団法人 日本アロマ環境協会(2015年5月21日)
ノートは揮発の速さによる分類であること、ノートごとの精油の例、香りのグループの例、はじめは3〜4種類、試香紙で組み合わせを探して1滴ずつ混ぜる手順、遮光瓶での保存、肌に使うときは1%以下
- アロマと一般的な香水の違いは?アロマを使ったナチュラルフレグランスの作り方も解説公益社団法人 日本アロマ環境協会 sense of AROMA(2025年3月27日)
トップ、ミドル、ベースそれぞれの香り方の説明
- 調香のヒント公益社団法人 日本アロマ環境協会
オイルごとに香りの強さや持続性が違うこと、テーマを決めて主役を選び、脇役を合わせ、合わなければ主役を替える手順
- オリジナル フレグランス作り(PDF)doTERRA(日本向け資料)
トップ5〜20%、ミドル50〜80%、ベース5〜20%の配分、ベース、ミドル、トップの順に入れること、オイルごとのノート分類
- 安全に楽しむために公益社団法人 日本アロマ環境協会
原液を肌につけないこと、光毒性のある精油の例、火気と手の届かない場所での保管
- ドテラでは、皆さまがエッセンシャルオイルを長く楽しくご使用いただけるようにご案内しています。doTERRA TIMES(doTERRA CPTG Essential Oils Japan合同会社)
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