ルームフレグランスの作り方|オイルで作るリードディフューザー

Pointこの記事でわかること
- 協会の分量で作るリードディフューザーの材料と手順
- 50滴の香りを組み立てる配分と、ブレンドの例
- 火気と、子どもやペットの誤飲を防ぐ置き場所の決め方
置いておくだけで部屋に香りが広がるルームフレグランスは、自分でも作れます。アロマオイルでルームフレグランスを作りたい方に向けて、この記事では、エッセンシャルオイル(精油)と無水エタノールで作るリードディフューザーを紹介します。
リードディフューザーは、香りの液に木のスティックを差して、香りを少しずつ揮発させる道具です。電気も火も使いません。ただし液を置いたままにするので、火気と誤飲の対策が欠かせません。「アロマオイル」と呼ばれる製品には精油でないものもあります。違いはエッセンシャルオイルとはをご覧ください。
ルームフレグランスの作り方(基本の分量)
分量は、日本アロマ環境協会の案内に合わせます。ドテラの資料にも、エタノールで薄めてリードディフューザーに使う案内があります。オイルは、ラベルに香りを楽しむ使い方が案内されているものを選びましょう。
Method 01
基本のリードディフューザー
- 1火のない場所で準備するコンロやストーブから離れた、換気できる場所で作ります。
- 2ビーカーに無水エタノールを入れる20mL量ります。
- 3オイルを入れてよく混ぜる数えながら入れて混ぜます。
- 4ガラス容器に移すこぼれたらすぐ拭き取ります。
- 5竹串を差す作った日とオイルの名前を容器に書きます。
50滴は2.5mL、全体は22.5mLなので、濃度は約11%です。肌に使うときの目安の10倍以上にあたります。部屋に置いて香らせるだけのものと考え、液には触れないでください。
50滴の香りを組み立てる
ドテラの資料が示すノートの配分を、50滴に当てはめると次のようになります。
| ノート | 配分 | 50滴の場合 | オイルの例 |
|---|---|---|---|
| トップ | 5〜20% | 約3〜10滴 | オレンジ、レモン |
| ミドル | 50〜80% | 25〜40滴 | ラベンダー、ゼラニウム |
| ベース | 5〜20% | 約3〜10滴 | ヒノキ、フランキンセンス |
次の2つは、配分をもとにこの記事で計算した例です。
花と木の香り
明るい花の香り
50滴は5mLボトルの半分にあたります。最初は全部を半分にして、無水エタノール10mLに約25滴で試すと無駄が少なくて済みます。香りの組み合わせ方は香りのブレンドの基本で解説しています。
置き場所を決める|火気と誤飲
まず火気です。総務省消防庁の資料では、エタノール100%の引火点は13℃で、常温でも蒸発しやすく、小さな炎や電気火花でも引火するとされています。精油にも引火性があります。
次に誤飲です。国民生活センターによると、2010年12月から2020年12月末までに、3歳以下の子どもの液体芳香剤の事故情報が31件寄せられました。液を飲んで入院した例や、高さ1mの棚の液を飲んだ例もあります。市販品の事故ですが、液を置いたままにする点は手作りも同じです。
| 場所 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| コンロ、ストーブ、キャンドルの近く、窓辺 | 置かない | 火気、直射日光、高温を避ける |
| 床、低い台、子どもが過ごす部屋 | 置かない | 子どもの手が届く |
| ペットのいる部屋 | 置かない | 協会が使用を避けるよう案内している |
| 大人だけが使う部屋の、奥行きのある棚の奥 | 置いてよい | 手や目が届きにくく、倒れにくい |
踏み台で高い所の物を取る子どももいます。3歳以下の子どもやペットがいる家では、作らないのが確実です。子どもの注意点とペットの注意点も読んでください。
香りの調整と片づけ
竹串の本数や作り直す時期に、協会の決まった数字はありません。次の表は、この記事で決めた進め方です。
| こんなとき | やること |
|---|---|
| 香りが弱い | 竹串を1本ずつ増やす |
| 香りが強い | 竹串を減らす。不快に感じたら片づけて換気する |
| 液が減った | 継ぎ足さず、片づけて作り直す |
| 片づける | 液を紙に含ませ、竹串と一緒に水で湿らせて捨てる |
使うときの注意点
使うときの注意点
- コンロ、ストーブ、キャンドルなど火のそばで作ったり、置いたりしないでください。
- エタノールの蒸気は低い所にたまりやすいとされています。作るときも使うときも、換気のよい場所を選びます。
- 子どもやペットの手や目が届かない場所に置いてください。
- 液を飲んだときは、慌てて吐かせず、直ちにかかりつけ医などに相談してください。液が気管に入ると、化学性肺炎を起こす危険があります。液の名前と量のメモを持っていきましょう。ペットの場合は獣医師に相談します。
- 液が目に入ったら、すぐに流水で洗い、こすらず受診してください。肌についたら、石けんで洗います。
- 容器の下に受け皿を敷きましょう。液がこぼれると、家具や床のシミや変色の原因になります。
- 飲み物と間違えないよう、中身の名前を書いておきます。
- 違和感や不快感があれば、すぐに片づけて換気してください。香りの感じ方には個人差があります。
- 妊娠中や授乳中の方、薬を服用中や通院中の方は、使う前に医師または薬剤師に相談してください。
- 家で楽しむためのものです。販売や譲渡はしないでください。
よくある質問
Q.水で薄めてもいいですか?
Q.どの部屋に向いていますか?
まず置き場所を決めて、半分の量で試してみてください。液を置きたくないときは、ディフューザーがなくても大丈夫!の方法も手軽です。
Next step
もっと詳しく知りたい方へ
ELIGŌでは、オイルの使い方を一緒に学べる毎月のZoom勉強会やクラフトワークショップを開いています。
参考資料・出典
15件
- 【部屋別】おすすめのアロマ|毎日をよい香りで過ごす方法を紹介公益社団法人 日本アロマ環境協会 sense of AROMA(2025年3月27日)
リードディフューザーの材料(精油50滴程度、無水エタノール20mL、ガラス容器、竹串)と手順、30〜50mLの容器、木製のスティックで揮発させること、電気を使わない道具は比較的狭い範囲向けであること、シミや変色、違和感があれば中止して換気すること
- オリジナル フレグランス作りdoTERRA(日本向け資料)
エタノールで希釈してリードディフューザーに使う案内、トップ5〜20%、ミドル50〜80%、ベース5〜20%の配分、オイルごとのノートの分類
- 液体芳香剤の誤飲事故等に注意!-乳幼児がリードディフューザーの液を誤飲して入院する事故が発生-独立行政法人 国民生活センター(2021年4月8日)
3歳以下の事故情報31件、高さ1mの棚の液を誤飲した例、乳幼児の手や目が届かない場所で使用、保管すること、誤飲時は慌てて吐かせず相談すること、化学性肺炎の危険、目に入ったときと皮膚についたときの対応
- Vol.561 家庭内での医薬品や洗剤の誤飲を防止しましょう!消費者庁 消費者安全課
1m以上の高さや扉のある場所でも、踏み台を使って取り出す例があること(医薬品と洗剤についての資料)
- アルコールの増産等に係る消防法令の運用に関する留意事項及び運用事例(令和2年5月1日版)総務省消防庁
エタノール(100%)の引火点13℃、常温で蒸発しやすく、小さな炎や電気火花で引火すること
- 消毒用アルコールの安全な取扱いについて総務省消防庁
可燃性の蒸気が低い所にたまりやすいこと、火気の近くで使わないこと、直射日光や高温の場所に置かないこと、換気(消毒用アルコールについての資料)
- 【初心者必見】アロマの基本的な使い方と注意点とは?公益社団法人 日本アロマ環境協会 sense of AROMA(2025年3月27日)
精油の引火性とキャンドルやキッチンの火への注意、子どもやペットの誤飲
- 安全に楽しむために公益社団法人 日本アロマ環境協会
原液を肌につけないこと、目に入ったときの対応、子どもが飲み込んだときの対応、手の届かない場所での保管
- アロマスプレーの作り方|保存方法や注意点も紹介公益社団法人 日本アロマ環境協会 sense of AROMA(2025年3月27日)
プラスチックが溶ける場合があること、作製日と精油名をラベルに書くこと、ペットのいる空間での使用を避けること(スプレーについての案内)
- 精油はどのようにして作られる?主な抽出方法や具体的な活用法について紹介公益社団法人 日本アロマ環境協会 sense of AROMA(2026年9月17日)
精油が水に溶けにくいこと
- AEAJイメージフレグランスコンテストについてのQ&A公益社団法人 日本アロマ環境協会
1滴=0.05mLで計算すること、濃度の計算式
- 精油を1%以下に希釈する理由とは?公益社団法人 日本アロマ環境協会 sense of AROMA(2025年6月16日)
肌に使うボディ用の濃度の目安が1%以下であること
- 消費者庁からの精油の使い方に関する注意喚起について公益社団法人 日本アロマ環境協会(2025年4月2日)
精油のついた紙やティッシュを水で湿らせて処分すること
- Vol.679 知ってください!その香り困っている人もいます消費者庁 消費者安全課
香りの感じ方には個人差があること
- ドテラでは、皆さまがエッセンシャルオイルを長く楽しくご使用いただけるようにご案内しています。doTERRA TIMES(doTERRA CPTG Essential Oils Japan合同会社)
妊娠中、授乳中、服薬中、通院中の方と子どもは使用前に医師または薬剤師に相談すること
このブログについて
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